ハンディ18ほどの腕前の脱サラの人が、2週間ほどの講習会でライセンスを取得して、お客を教えている事例もある。
わが家の女房殿がそのような指導者のスクールに通ったことがあるが、変なスイングを身につけて、修正するのに手間取ったものである。
ゴルフの先生を探すときには、日本プロゴルフ協会(PGA)のインストラクターかどうかを確認することが、良いレッスンを受ける1つの条件である。
プロの写真を見て真似をしようと思っても、思うようにできないことがある。
ダウンスイングでコックを解くのを遅らせて、シャフトを立てて下ろしてくるフォームなど、下手に真似をすると右肩が下がり、ダフッたりしてとんでもないことになる。
手を意識してもあのシャフトの立った形はできない。
正しい体重の移動と腰の回転が先行した結果としてあの形が表れるのである。
意図してできることと、結果として表れることの違いはゴルフのスイングの中にはいくつかある。
頭を動かさないこと、フォロースルーで両腕が伸びること、これらは真似しようと思っても困難である。
信頼のおける指導者に指導を受けるしかない。
ゴルフに必要な体力は、筋力と持久力である。
筋力はボールを飛ばすためであり、持久力は体調を崩さずに最終ホールまでプレーし切るためのものである。
今回は持久力に焦点を絞って話をしたい。
持久力といっても、マラソン選手や12ラウンドを戦うボクサーのような、とてつもない持久力の話ではない。
普通の持久力の話である。
簡単にいえば、18ホールを元気に歩ける持久力である。
スイング理論を振り回しても、18ホールを歩くうちに、膝頭がふるえ出した、パックスイングで踏力がなくなってしまったら何にもならない。
ゴルフは、まず歩くことが基本なのではないだろうか。
ゴルファーをよく観察していると、脚が弱って崩れてしまう人が多い。
職業によっては、どれだけ我慢して座っていられるかが勝負の分かれ目、という人もいる。
M本清張氏が、優れた作家になる条件は、どれだけ机に向かっていられるかだと言っていたそうである。
私のような学者商売もそうである。
よその研究室に他人のうわさ話をしにコーヒーを飲みに行く誘惑に打ち勝って、原書を辞書と首引きで読み続けられる時間の長さが1つの勝負どころ。
だから、よほど気を付けていないと、足腰は簡単に衰弱してしまう。
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